津西高生、病気の子ら支援 イベント売り上げ金を寄付 三重

【寺際代表(左から2人目)に寄付金を手渡す生徒ら=津市河辺町の県立津西高で】

【津】三重県津市河辺町の県立津西高の2年生15人が19日、課題研究の授業で出展したイベントの売り上げなど3万円を、小児病棟や児童養護施設の子を支援する団体「スマイルカレンダープロジェクト」(寺際伸一代表)に寄付した。

生徒は丸之内商店街振興組合と連携し4月から地域活性化に取り組んでおり、11月に市内であった「高虎楽座」でみたらしや飲み物の販売と工作ワークショップを実施。年1回三重大病院近くで花火を打ち上げる同団体への寄付を決めた。

同高であった贈呈式では生徒から寺際代表(50)に寄付金が渡された。寺際代表は急性リンパ性白血病で亡くした息子に代わり、病の子らを支援しているとして「頂いた募金で病気と闘う子らに花火を上げられるよう頑張りたい」と謝辞した。

冨井柑那さん(17)は「高虎楽座ではどれだけ多くのお客さんを呼べるかを考え、来た人に楽しんでもらった。学んだことにプラスして、病気の子が元気になる力になれたらうれしい」と感想を話した。