【熊野】さまざまな本との出会いを楽しんでもらおうと、三重県熊野市井戸町の市立図書館は17日から、職員らが厳選した2―3冊の本を詰め合わせた「としょかん福袋」を貸し出している。
平成27年に始めた年末年始の恒例企画。今年で10回目。職員3人と小学3―6年のキッズ司書らが良書を選び、大人向け一般書約70袋、児童書約20袋、絵本約15袋を用意した。
福袋はカウンター付近の特設コーナーに並んでいる。利用者は手書きで記された「名探偵」「動物の秘密」「鉄道」などのテーマを頼りに、気になった福袋をカウンターまで持って行く。
同館の蔵書は東紀州地域最多の約20万冊を誇り、担当者は「中身は普段手に取らない本ばかりだと思う。年末年始を機に読書の幅を広げ、自分だけの一冊を見つけてほしい」と話した。
年末年始と月曜を除く来月12日まで。時間は午前10時―午後7時。なくなり次第終了。問い合わせは市立図書館=電話0597(89)3686=へ。