
【尾鷲】子どもが仕事を疑似体験する「HAPPYワークinにゃんにゃん王国」が15日、三重県尾鷲市中村町の中央公民館で開かれた。小学生以下の子どもら244人が参加し、仕事のやりがいや難しさを学んだ。
市によると、地域の仕事を身近に感じてもらおうと、市などが平成30年に始めた企画。子どもらは仕事を体験し、稼いだ専用通貨を使って買い物したり、仮想の銀行に預金したりすることで社会の仕組みも学んだ。
会場には尾鷲海上保安部や紀北信用金庫など18事業者の21ブースが並んだ。子どもらは防火服を着て消防ポンプから放水する消防士や、白衣を身にまとって錠剤に見立てたお菓子を調合する薬剤師を体験した。
海上保安官のブースで巡視船「すずか」の缶バッジを制作した尾鷲小3年の久保奏士郎さん(9つ)は「昨年すずかに乗ってから、将来の夢は海上保安官になることと決めている。いろんな話を聞けて良かった」と話した。