三重県警は13日、年末の交通安全県民運動(1―10日)期間の交通事故発生状況を発表した。人身事故は前年同期と同じ69件で、死亡事故は2件、死者は3人だった。
交通企画課によると、人身事故のうち、65歳以上の高齢者が関わる事故は31件で、全体の約45%を占めた。2件の死亡事故は共に松阪市で発生し、70―80代の男女3人が死亡した。
期間中の交通指導取り締まり件数は4521件。速度超過が1579件で最も多かった。飲酒運転に関する違反は51件で、そのうち、先月から罰則対象となった自転車の酒気帯び運転は13件だった。
同課の大門龍男次長は「日没時間が早くなり、暗くなってからの事故が多発している。早めにライトを付け、安全確認をしっかりしてほしい。歩行者や自転車も反射材などを身につけてほしい」と呼びかけている。