尾鷲市教育委員に榎本氏 「学校との架け橋に」 三重

【加藤市長(左)から辞令交付を受ける榎本氏=尾鷲市役所で】

【尾鷲】三重県の尾鷲市は12日、市教育委員会委員の辞令交付式を市役所で開いた。榎本加奈子氏(48)=曽根町=が、加藤千速市長から辞令を受け取った。就任は8日付。

大門江利子氏の任期満了に伴い、3日開会の第4回市議会に人事案を上程し、同意された。任期は4年。毎月の教育委員会議への出席、教育現場の視察を実施する。

榎本氏は同市梶賀町出身、津市の高田高卒。現在は旅館「尾鷲シーサイドビュー」を共同経営しながら、小学3年と高校1年の娘、中学1年の息子の3人を育てる。

交付式で榎本氏は「尾鷲は環境が良く、子どもが伸び伸びと育つ。3人の子を育てる母親の立場として、気持ちをくみながら学校との架け橋になりたい」と話した。

加藤市長は「子どもに対する投資を第一に考えなくてはならない。女性の地に足をつけた目線は大事。子の成長を支えるためにどんどん考えてほしい」と激励した。