特殊詐欺防止に啓発品 富一コンクリート、四日市3署に寄贈 三重

【生川社長(手前中央)と3署長、百五銀行北勢支社長らと寄贈品のパネルやのぼり旗=四日市市羽津の四日市北署で】

【四日市】三重県四日市市西坂部町の富一コンクリートの生川平藏社長(78)は12日、四日市北署を訪れ、林忠雄署長に特殊詐欺被害防止活動の掲示用プレートやパネルなど約250点を寄贈した。

贈呈式には、四日市北・南・西署長と各生活安全課長、百五銀行北勢支社長ら9人が出席した。

寄贈品は、「詐欺被害防止活動強化中」と書かれた行員の腕章や名札シール、窓口用啓発プレート、ポスターパネル、のぼり旗の5種。3署と百五銀行富田・生桑・四日市・四日市西・日永・菰野6支店が協働で行う特殊詐欺被害防止広報啓発に活用する。

生川社長は40年ほど前からさまざまな形で社会貢献に努めており、寄贈は今年1月と9月の自動通話録音警告機(計600台)に続いて3回目となる。式典で「我々高齢者が詐欺に遭わず、晩年を幸せに過ごせるよう被害防止に役立てていただきたい」と話し、林署長に目録を手渡した。

林署長は「重ねてのご寄贈に感謝します。特殊詐欺の抑止、撲滅に活用させていただきます」と、3署を代表して謝辞を述べた。式典後、百五銀行富田支店で寄贈品を用いた広報啓発を実施した。