阿山コンクリート工業が自己破産申請準備 負債5億7500万円 帝国DB四日市支店

帝国データバンク四日市支店は10日、三重県伊賀市佐那具町のコンクリート製品卸売会社「阿山コンクリート工業」が事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったと発表した。負債は約5億7500万円の見込み。

支店によると、同社は昭和40年に創業し、同50年に法人化。コンクリート製のブロックやU字溝、車止めなどの製造を手がけ、平成14年7月期には約6億3800万円の年売上高を計上していた。

一方、建設不況などを背景に受注が低迷し、大口の不良債権も発生。令和4年11月ごろから自社製造を休止して建設資材の販売に特化するも、今年7月期の年売上高は約3億5300万円に落ち込んでいた。