伊勢新聞

冬の夜、光の広場出現 紀宝町でイルミネーション始まる 三重

【広場を彩るさまざまなイルミネーション=紀宝町大里の町ふるさと資料館で】

【南牟婁郡】鮮やかなイルミネーションが広場を彩る「光の祭典in紀宝」が、三重県紀宝町大里の町ふるさと資料館で開幕した。約20万個の発光ダイオード(LED)が輝き、冬の夜に幻想的な空間を作り出している。

町によると、魅力ある町づくりと地域活性化を目指し、町民らでつくる実行委員会が主催し、23回目。10月26日から毎週土日を中心に、実行委や地元の有志ら約140人が約1カ月かけて飾り付けしてきた。

イルミネーションは入口付近にある高さ約20メートルのツリーと光のトンネルが目玉。天の川や紀宝戦隊カメレンジャーを模した飾りに加え、踏むと発色するステップボードなどの仕掛けのあるライトアップも楽しめる。

21日午後5時からは、広場の特設ステージで歌や演奏を披露する恒例の「キラフェス」も開催。バンドや県立紀南高校吹奏楽部の演奏があるほか、小学生以下にプレゼントを配布する。菓子まきと抽選会もある。

点灯は来年1月5日までの毎日午後6時―同10時。大みそかと元日はオールナイト点灯する。町の担当者は「イルミネーションに加え、楽しいイベントも用意した。訪れた人に特別なひとときを届けたい」と話した。