早大野球部が手ほどき 津で教室、小中学生ら守備や打撃練習 三重

【子どもらを前に手本を見せる早稲田大野球部の選手ら=津市本町の津球場公園内野球場で】

早稲田大学野球部(小宮山悟監督)による野球教室が8日、三重県津市内であり、市内で軟式野球や硬式野球、ソフトボールなどに親しむ小中学生約130人が、今年の東京六大学野球秋季リーグ戦で2季連続48回目の優勝を果たした学生らから手ほどきを受けた。

津ライオンズクラブが結成65周年記念行事の一環として、子どもたちに野球を好きになってもらおうと企画した。

愛知・中京大中京高校出身の印出太一主将ら東海3県ゆかりの選手ら9人とマネジャー1人が来場し、守備練習、打撃練習など行った。小宮山監督の講演もあり、保護者ら約130人が参加した。

【野球教室の開会式であいさつする早稲田大の小宮山監督=津市本町の津球場公園内野球場で】

日頃から野球部の本拠地の東京都西東京市などで野球教室を開いていることもあり、守備位置ごとに2班に分けての準備運動から、学生主体でてきぱきと行った。

小宮山監督によると関東圏以外での野球教室開催は珍しく、津LCの菊山祐介会長(59)が早大野球部OBで、同監督と交流があることから実現したという。

野球部1年の江﨑大耀外野手は中学時代、硬式野球の四日市トップエース(四日市ボーイズ)でプレー。「小学時代に憧れた“早稲田”の選手として地元に帰り野球を教えられることが幸せ。子どもたちが“早稲田”に入りたいという希望を持ってくれたらうれしい」と話した。