【伊勢】三重県の伊勢市とコインランドリーを運営する「ジーアイビー」(名古屋市)はこのほど、災害時の資機材の提供に関する協定を結んだ。災害時、同社のコインランドリーに設置されている発電機などを住民に提供する。
同市小俣町にある「ブルースカイランドリー」ザ・ビッグエクスプレス小俣店が対象店。災害時に市の要請により、LPガスを活用して発電できる発電機や、ガスコンロなどの資材を提供する。
全国でコインランドリーを運営する同社は、地域貢献の一環として、乾燥機の燃料であるLPガスを使って発電する発電機や炊き出し用の資機材を備えた店舗を展開し、各地の自治体などと災害協定を締結している。県内の自治体と協定を結ぶのは4例目。
市役所であった締結式で、同社のコインランドリー運営を担当する子会社「ビーエスエル」(名古屋市)の野田孝志社長は「今後、防災訓練などを通じ、住民の皆さんと一緒に地域防災力を高めていきたい」と話した。
鈴木健一市長は「全国で災害が相次ぐ中、行政だけで対応できることは限られる。ご支援をいただきたい」と述べた。