隠岐の島町から感謝状 松阪の竹本氏、島内小学校に物品寄贈で 三重

【野津教育長(左)から感謝状を受け取る竹本氏=島根県隠岐の島町役場で】

【松阪】コンピューターソフト開発・販売「情報システム・J・T」(三重県松阪市駅部田町)の竹本博志代表取締役(74)は5日、島根県隠岐の島町役場で島内全小学校への物品寄贈に対する感謝状を同町教育委員会から受け取った。竹本氏は「駅鈴で結ぶ松阪市・浜田市・隠岐の島町友好の会」の顧問を務めている。

松坂城主が転封され島根県の浜田藩主となり、後の同藩主が本居宣長に源氏物語を講釈してもらったお礼に駅鈴を贈った縁で平成28年、「駅鈴で結ぶ松阪市・浜田市 観光・文化交流協定」を結んだ。返礼の駅鈴は同町に伝わる駅鈴が原型で、松阪駅前のモニュメントになっている。

竹本氏はまちかど博物館兼喫茶店「竹輝銅庵」を運営し、寄付活動を続けている。同町の全7小学校へ音声機能付き「しゃべる地球儀」を2年前に贈り、今年は知育玩具「カプラブロック」をプレゼントした。

同町役場で野津浩一教育長から感謝状を受け取った竹本氏は「いつも心豊かに元気よく遊んでほしい」と寄贈品の活用を呼びかけた。