三重県津市東丸之内の松菱5階に、来年のえとの「巳(み)」の置物約60種が並んでいる。
首振りの張り子、ちりめん細工、陶器、ガラスなど素材はさまざま。担当の神田和美さんによると「リアルなヘビの形ではなく、かわいらしいデザインが人気」という。
例年11月初旬に登場すると、毎年決まって購入する顧客は品ぞろえが豊富な早めを狙って訪れる。師走を迎え、年末年始の贈り物や正月用品を探す人らが足を止めている。
ヘビは脱皮することから「再生と誕生」の象徴で、さらに金運上昇の縁起があるという。
価格は千―2千円台が中心。物価高騰の中、金運アップを託し、ヘビの置物に財布のひもを緩めてはいかが。