【亀山】三重県亀山市本町1丁目の市立亀山東小学校で6日、同校6年生86人を対象に、「お金の価値と使い方」と題した授業があった。
授業は、来年1月25日に開催する「亀山大市」で6年生が、亀山の地場産業のろうそくや亀山茶の販売のほか、お化け屋敷や射的を出店する際に、接客を通じてお金のやりとりやお釣りなどの対応を学ぶのが目的。
百五銀行亀山支店に今年4月入行した中村太志朗さん(23)と谷口愛栞さん(23)、西川柚希さん(23)の行員3人が先生となり、新紙幣の特徴の説明や、模擬紙幣10枚を使った紙幣の数え方のほか、接客の対応などを指導した。
中村さんは「3カ月の研修期間中、模擬紙幣100枚の数え方を学んでいた」とし、「物を販売する時は、赤字にならないよう、仕入れ値と販売する金額を考えることが大事」と促した。
6年生の島悠晴さん(12)は「きょう学んだことを、亀山大市でも生かしたい。両手の指を使い、紙幣を数えるのが難しかった」と話していた。