伊勢新聞

交通事故防止を呼びかけ 亀山PAで啓発、危険運転取り締まり 三重

【立ち寄ったドライバーに交通事故防止を呼びかけるハイウェイレディ三重(中央)と伊藤隊長(右)=亀山市布気町の亀山PAで】

【亀山】年末の交通安全三重県民運動(1―10日)に伴い、県高速道路交通安全協議会(小林俊二会長)と県警本部交通部高速道路交通警察隊(伊藤勝彦隊長)は4日、亀山市布気町の東名阪自動車道亀山PA(パーキングエリア)上りで、交通安全啓発キャンペーンを実施した。

中日本高速道路津高速道路事務所と桑名保全・サービスセンターのほか、ハイウェイレディ三重などが協力し、約60人が参加した。

伊藤隊長は「県内の高速道路、自動車専用道路における交通事故情勢は、人身事故、死亡事故は前年に比べ減少してはいるが、物損事故は増加傾向にある」と述べ、「重大事故に直結する著しい速度違反やあおり運転、悪質な飲酒運転に重点を置いた取り締まりを強化する」とあいさつした。

【白バイを先頭に取り締まりに出発するパトカーら=亀山市布気町の東名阪自動車道亀山PAで】

同隊指揮官の号令で、白バイを先頭にパトカーなど計8台が、東名阪自動車道上下線と伊勢湾岸自動車道方面に出発。空からの県警ヘリと合同で、あおり運転などの取り締まりに向かった。

また、ハイウェイレディら参加者らは、同PAに立ち寄ったドライバーらに、交通ルール順守の徹底など交通事故防止を呼びかけた。

県警高速隊によると今月3日現在、県内の高速道路での人身事故件数は100件。負傷者は179人でうち、死亡者は3人という。