伊勢新聞

南川朋宣さんが日本画展 「春夏秋冬」テーマに 菰野町のパラミタ 三重

【夏を題材にしたふすま絵を紹介する南川さん(右)=菰野町大羽根園のパラミタミュージアムで】

【三重郡】三重県四日市市日永西の日本画家、南川朋宣さん(47)による日本画の作品展が、菰野町大羽根園のパラミタミュージアム1階、小ギャラリーで開かれている。9日まで。小ギャラリーは入場無料。

「春夏秋冬」をテーマに、2年の間に制作した17点を並べた。中でも四日市市日永の西唱寺に昨年納めたという2種類のふすま絵は、ひときわ来館者の目を引いている。

ヒガンバナを描いた秋が題材の「月下曼珠沙華(まんじゅしゃげ)図」、夏を題材にした「竹虎図」には、ふすま4枚に大胆かつ繊細かつ筆致でトラとタケ、スズメとユリが描かれている。

南川さんは「(竹虎図は)昔からある伝統的な図柄だが、自分なりにアレンジしてみた。この機会にぜひ見てほしい」と話した。