伊勢新聞

生活衛生のDX化テーマに講演 日本公庫津市店などオンラインセミナー 三重

【オンラインで講演をする武田氏=津市万町津の日本公庫津支店で】

日本政策金融公庫津支店と三重県生活衛生営業指導センターは2日、オンラインで「生活衛生課題解決セミナー」を開いた。武田経営研究所の武田秀一代表が「生活衛生事業者のためのDX(デジタルトランスフォーメーション)化」をテーマに講演し、飲食業や理美容業者など63人がSNS(交流サイト)を活用した集客法などを学んだ。

同セミナーは生活衛生事業者の経営課題解決に役立ててもらおうと、毎年1回テーマを変えながら開催している。

セミナーで武田氏は生活衛生事業者にとってのDXについて「デジタル技術を活用した顧客管理の効率化と利便性向上による顧客満足度の向上」と説明。「集客に課題がある店は効率化よりもまず集客」と話し、飲食業や理美容業とも親和性が高いSNSである「インスタグラム」の活用を提案。「どんなことでもいいので、まず情報を発信してみることが大切」と話した。

集客アップを図るためには「お店に行きたくなる理由があるといい」と話し、飲めば飲むほど次のグラスが大きくなるハイボールを提供する居酒屋を例に挙げ、「その店ならではのキラーメニューを作ることが重要」と話した。