火災予防ポスターを作成 鈴鹿市消防、ラグビー三重と連携

【完成したポスターを手にする選手ら=鈴鹿市住吉町のホンダアクティブランドラグビー練習場で】

【鈴鹿】三重県の鈴鹿市消防本部と同市防火協会(齊藤徹会長)、ジャパンラグビーリーグワンに所属するラグビーチーム「三重ホンダヒート」が連携し、住宅用火災警報器をPRするオリジナルデザインの火災予防ポスター2千枚を作成。2日、同市住吉町のホンダアクティブランドラグビー練習場で発表した。

住宅用火災警報器の設置率向上に向けた取り組みの一環。市の火災予防条例適合率は62%(6月1日現在)。

市消防本部が三重ホンダヒートに協力を依頼した。

完成したポスターはA2判の大きさ。「10年に一度感知器を交換しよう」のメッセージと、選手3人がラインアウトのポーズで、天井に取り付けた感知器の確認を促すイメージのデザイン。チームカラーの赤と黒を基調に配色した。

ポスターのほか、同デザインのA4判チラシ2千枚を作成。いずれも同日から、市内商業施設や防火協会会員施設の計約500カ所に掲示し、市民に啓発する。

この日は完成したポスターなどを使って、3者によるPR動画を撮影。

齊藤会長(41)がラグビーボールに見立てた火災警報器を投げ、受け取った選手3人と消防職員3人がゴールを決める構図など、数種類を撮った。

動画は市消防本部やホンダヒートのSNS(交流サイト)で公開する。

市消防本部予防課の橋本靖彦課長は「人気チームの起用で設置率向上につながれば」と期待を込めた。