皇學館大4年生、1日限りの「現役復帰」 県社会人・大学野球選抜交流戦で躍動

【(右から)浅井颯茉、小林亮太、床辺翔太郎、小阪悠生(4選手ともに皇學館大)】

みえベースボールフェスタの一環として11月30日にダイムスタジアム伊勢で行われた三重県社会人選抜・県大学選抜の交流戦。大学選抜は県内5つの大学・高専から選ばれ皇學館大(伊勢市)からは4年生の床辺翔太郎捕手と小林亮太内野手、浅井颯茉、小阪悠生の両外野手を含む6人が参加した。

4年生は10月の東海地区大学野球秋季選手権準決勝で中部学院大(岐阜)に敗れた後、一度学生野球から引退したが、野球部の森本進監督の推薦もあり、チームのユニホームに再び袖を通して1日限りの「現役復帰」を果たした。

浅井は1番・左翼手、床辺は3番・捕手で先発。浅井は学生選抜が先制に成功した二回、左翼線適時二塁打を放った。床辺は初回チーム初安打を打ったほか二回死球で出した走者の三盗を阻む強肩を見せた。

四回からは小林が遊撃、小阪が右翼の守備につき、7―3での逃げ切りに堅守で貢献した。大学チーム主将として「選抜チームで社会人に対戦できるのは良い試み。5校でレベルアップして三重から全国大会に行ってほしい」と願う小林は卒業後、軟式に転向。「個人的には最後の大会が終わった後こういう大会に出させていただき感謝している」と、選出に感謝した。