【四日市】三重県四日市市河原田町の北勢地方卸売市場朝市実行委員会(石丸敬士実行委員長)は1日、同所で開場45周年記念「いちばの朝市」を開いた。市内外から約2万人が繰り出してにぎわった。森智広四日市市長、末松則子鈴鹿市長らが訪れ、祝辞を述べた。
一般消費者と業者との触れ合いを図るとともに、地場物の野菜や前浜物の魚をPRして、市場の活性化を目指すのが狙い。
参加者らは、魚商の手で鮮やかにさばかれる72・1キロの伊勢マグロの解体ショーに見入ったり、県産のカキや伊勢エビなどの水産物とイチゴ、ミカンなどの青果物の模擬競り会場で、お目当ての商品を次々と格安で競り落としたりして楽しんでいた。
会場には水産、青果、加工品、飲食など42ブースが軒を連ね、買い物客らの熱気にあふれていた。石丸実行委員長は「北勢地域80万人の食の拠点として、皆様に支えられて45周年を迎えることができて感謝です」と話していた。