【亀山】三重県の亀山市青少年育成市民会議(横山正会長)は11月30日、同市若山町の市社会福祉センターで、「令和6年度親子読書感想画・明るい家庭づくりに関する作文」の表彰式を開き、最優秀賞を受賞した感想画4人と作文3人の子どもに、横山会長が表彰状を手渡した。
同感想画は、親子で本を読み、感想を絵に描き、子どもらの想像力を育む。一方、作文は普段の家庭での対話やふれあいなどを作文にして、家族の絆を深めるのが目的。
同感想画には、市内幼・保育園児から24点、11小学校児童から644点。作文は、小中学校の児童、生徒から計399点の応募作品の中から、同会議家庭部会が審査した。
来賓あいさつで中原博教育長は「読書の楽しさや居心地のいい家庭の温かさが伝わる作品ばかりでした」とし、「子どもたちにとって一番の居場所となる家庭をつくっていただいている保護者の皆さんに感謝しています」と述べた。
感想画「カブトムシ山に帰る」で最優秀賞を受賞した、市立関小4年生の大田彩人さん(10)は「木の液を吸うカブトムシとクワガタを描いた。最優秀賞を受賞してうれしかった」と話した。
一方、作文「山田レストラン」で最優秀賞を受賞した、市立中部中2年生の山田倫太郎さん(13)は「家族5人で、自宅でバイキング形式の食事をした時の様子を作文にした。まさか最優秀賞を受賞するとは、思っていなかった」と話した。
表彰式後、愛知東邦大学の堀建治教授による「子どもの気持ちに寄り添う大人、地域の在り方」と題した記念講演もあった。