伊勢新聞

クリスマスツリー10年ぶりお目見え 四日市の神前地区市民センター 三重

【神前地区市民センターの玄関前にお目見えしたクリスマスツリー=四日市市高角町で】

【四日市】三重県四日市市高角町の神前地区市民センター玄関前に、高さ約3メートルのクリスマスツリーが約10年ぶりにお目見えした。

10年ほど前までは地元の神前少年野球クラブの関係者が、毎年ツリーを設置していた。再開を心待ちにしている住民の声を受けて、地区の冬の風物詩にしようと同地区まちづくり部会が復活させた。

30日に関係者や地域住民など約100人が集まり、クリスマスツリー用のスギの木を玄関前に設置し、オーナメントや電飾を飾り付けた。電飾は来年1月17日までの日没から夜明けまで点灯する。

ツリーに飾り付けたオーナメントや電飾は、すべて地域の人からの寄付。まちづくり部会の坂下敏一会長(74)は「たくさんの飾り物が寄せられ、みんながきれいに飾り付けてくれた。来年以降も毎年続けていきたい」と声を弾ませた。

地区市民センターの尾関稔館長(54)も「ツリーが復活してうれしい。地域の人に愛され、より親しまれる施設にしていきたい」と話していた。

会場では、ライブでピアノの弾き語りをする同市の上野彰宏さんによるコンサートもあり、親子連れが楽しんだ。また、参加した子どもたちに一足早いクリスマスプレゼントが贈られ、市のマスコットキャラクター「こにゅうどうくん」からクッキーが手渡された。