
【伊勢】三重県の鳥羽市や市観光協会、鳥羽磯部漁協でつくる「鳥羽市・漁業と観光の連携促進協議会」は30日、同市の答志島近海で一本釣りで漁獲された「答志島トロさわら」を、伊勢市の伊勢神宮内宮に奉納した。
答志島トロさわらは、脂のりが良くとろけるような味わいが特徴。9―翌年1月に答志島(和具浦・答志・桃取町)と菅島の4市場に水揚げされたサワラのうち、脂肪含量10%以上や重さ2・1―4キロなど厳しい基準を満たしたものに、認定のタグを付けて出荷していて、三重ブランドにも認定されている。
奉納は海の恵みに感謝し、豊漁や海上安全を願って実施している。7回目となる今回は、同協議会の原田佳代子会長や中村欣一郎市長ら関係者25人がそろいの法被姿で参列。トロさわら4本を竹籠に載せて担ぎ、宇治橋を渡って神楽殿に納めた。
原田会長は「トロさわらは観光客が鳥羽を訪れる目的の一つになっている。とろけるような食感を味わってほしい」と話した。