伊勢新聞

交通安全と年末警戒、伊勢で出発式 飲酒や自転車、特殊詐欺 三重

【園児らが見守る中、出動する白バイやパトカー=伊勢市宇治浦田の市営駐車場で】

【伊勢】年末の交通安全県民運動(12月1―10日)と、防犯に向けた「年末警戒」(12月11―30日)を前に、三重県警伊勢署や管内の1市3町などでつくる「伊勢・度会地区交通安全対策協議会」は29日、伊勢市宇治浦田の市営駐車場で、合同出発式を開いた。

署員や協議会の関係者、地元の神宮五十鈴川幼稚園児ら計約150人が出席。松岡善則伊勢署長は「年末は人や車の動きが慌ただしくなり、交通事故や特殊詐欺などの被害も増えている。事故や犯罪を防ぐには、地域の絆を深めることが重要になる」と呼びかけた。

交通安全県民運動は、▽子どもと高齢者の交通事故防止▽飲酒運転の根絶▽自転車の交通ルール順守の徹底―などが重点項目になっている。年末警戒では、通学路などでの子どもの安全確保や特殊詐欺被害防止などに重点を置き、啓発や警戒にあたる。

各市町の観光PRキャラクターが登場し、交通安全と防犯安全の宣言した後、園児らも見守る中、白バイやパトカーが、パトロールや啓発に出動した。