【亀山】三重県亀山市加太中在家の音楽プロデューサー早田有為子氏(38)は29日、同市関町新所の関宿ふれあい会館で記者会見し、任期満了(来年2月5日)に伴う1月19日告示、26日投開票の亀山市長選に、無所属で出馬する意向を表明した。同市長選には、現職の櫻井義之氏(61)が5選を目指して出馬表明しており、平成29年以来の選挙戦となる見通し。
早田氏は「亀山で過ごす日々の中で、市民の声が市政に反映されてないという市民からの声に、いま変えなければという強い気持ちを持ち、出馬を決心した」と語った。
また、「子育て支援として、学校給食の無償化や学校などの公共建物の早期全面改修のほか、新庁舎計画をいったん見直し、市民の意向を基に、計画を立て直すことなどを訴える」と話した。
早田氏は大阪府四條畷市出身で、令和3年に亀山市に移住。神巫(かんなぎ)リエルの名前で音楽活動をする傍ら、イベント交流施設「キツネコのいえ」を自宅で開設し、無農薬、無肥料で栽培する農業体験などを展開している。
市選管が先に開いた立候補予定者事前説明会には、現職と早田氏のほか、津市の男性の計3陣営が出席。男性は出馬について検討している。