ミツマタで卒業証書用の和紙作る 亀山・野登小6年生ら「紙すき」 三重

【紙すきをする6年生ら=亀山市両尾町の市立野登小学校で】

【亀山】三重県亀山市両尾町の市立野登小学校(石橋朗校長)の6年生14人は25日、同校で地元野登地区で採取したミツマタの枝を使った和紙の原料で「紙すき」をして、来年3月19日の卒業式で、6年生に渡す卒業証書用和紙を作った。

6年生と保護者、地元住民らは、11月中旬に地元で採取したミツマタの枝を蒸し、皮を剥がして白皮にして木づちでたたき、細かくするなどの作業工程を経て、和紙の原料を作った。

この日6年生全員は、作った原料にトロロアオイの樹液を混ぜた入れ物で紙すきをし、1人2枚の和紙を作った。乾燥した和紙は、地元不動院住職が一枚一枚筆で手書きするという。

川戸媛加さん(11)は「自分が紙すきした卒業証書を卒業式で手にするのが楽しみ」と話していた。