つり天井改修に465万円 熊野市、補正予算案上程へ 三重

【市民会館のつり天井改修について説明する河上市長=熊野市役所で】

【熊野】三重県の熊野市の河上敢二市長は25日の定例記者会見で、つり天井の耐震性が不十分な市民会館(同市木本町)の改修工事に係る委託料465万3千円などを盛り込んだ一般会計補正予算案を発表した。来月2日開会の市議会12月定例会に上程する。

市によると、補正予算案の総額は140億3856万8千円。ホールのつり天井は、昭和46年の開館当初から設置されている。5―7月にあった脱落の危険度を判定する調査では、国交省が定める11項目のうち、8項目が不適合などと判断された。

市はつり天井の工事着手までホールの利用を控えるよう呼びかけ、例年は会館で開く「20歳を祝う会」も市文化交流センター(井戸町)を利用する。河上市長は「参加者は減少傾向にある。記念撮影と同様に、入れ替え制になることが考えられる」と述べた。