区間上位11人が29分台の記録を出す高速レースとなった男子1区(10キロ)で高田3年の杉本が区間賞獲得。スタート直後、大集団の争いが続く中、自分で揺さぶりをかけて先頭集団を形成。中継地点まで残り4―500㍍でキレのあるスパートを見せ、29分4秒の好タイムでトップでタスキリレーした。
3000メートル障害で昨年のインターハイで7位入賞するなど実績のある選手。高田から出場したメンバー中唯一の3年生ということもあり、2年ぶりの東海高校駅伝入賞(10位以内)に向けて「自分が区間賞を獲ってたすきを渡すことがチームにとって良い流れになる」と信じていた。
エースの快走もあり、チームは10位でフィニッシュ。自らも、足首の負傷で棒に振った今年のインターハイの悔しさを払拭する結果に「久しぶりに自分のすべてを出し切るレースができたと思います」と笑顔を見せた。