サッカーの日本フットボールリーグ(JFL)所属チームで、三重県初のJリーグ入りを掲げる鈴鹿市拠点の「アトレチコ鈴鹿クラブ」のFW三浦知良選手(57)らが22日、県庁の一見勝之知事らを訪ねた。来年のJ3ライセンス申請を目指しており、オーナー企業の斉藤浩史社長は「皆さんに愛されて皆さんとともに歩めるチームにしていきたい」と改めて決意を述べた。
名張市拠点の「三重FC鈴鹿ランポーレ」と鈴鹿市拠点の「鈴鹿クラブ」が合併して平成21年に「FC鈴鹿ランポーレ」として発足した。
28年に「鈴鹿アンリミテッドFC」に名称変更。令和元年J1から見て4部に相当するJFLに昇格した。今季のJFLの順位は22日現在16チーム中12位。
令和4年には元日本代表FWの三浦選手が入団して注目を集めたが旧幹部の八百長未遂問題などでJリーグ準会員資格を失った。チームは再起をかけ、昨年10月元Jリーガーの斉藤社長に全株式を譲渡していた。
斉藤社長は約2年ぶりにチームに復帰した三浦選手らと来庁。信頼回復に向けた取り組みの一つとして鈴鹿市との包括連携協定の計画があることなど報告した。来季も鈴鹿でプレーする意向の三浦選手も「皆さんの協力を受けながら一日一日成長して行けたら」と語った。