【志摩】三重県志摩市阿児町神明の志摩観光ホテル・ザ・クラシック真珠の間で21日、翌22日の「真珠婚おかげ参り」に参加する夫婦のうち、25組50人が参加してウェルカムパーティーが開かれた。
参加者は、伊勢海老クリームスープなど樋口宏江総料理長によるホテル自慢の料理に舌鼓を打ちながら、毎年6月の浜島町伊勢えび祭りで披露される「じゃこっぺ踊り」を地元の「よしこの連」のメンバーと一緒に壇上で踊るなど、夫婦で楽しいひとときを過ごした。
司会者のインタビューでは、夫婦は結婚生活30年のお互いへの感謝を述べた。県議の中嶋年規夫妻は「真珠祭がある10月22日が結婚記念日で、初当選した時に妻が頭を下げてくれたことが印象に残っている。これからも苦労させると思うが、あきれず、諦めずお付き合いを」「谷あり谷ありの30年。これからは平穏な気持ちで過ごしていければ」と発言。
山口県から参加の山上夫妻は「主人は才能ある人。ずっと付いていきます」「妻の言葉に感激した。40年、50年頑張っていきたい」、神奈川県から参加の高嶋夫妻は「子育てに協力的で助かりました。2人でこれから仲良くやっていきましょう」「息子3人の子育ては毎朝のお弁当など大変だったと思う。2人でこれから楽しんでいこう」と話していた。
「真珠婚おかげ参り」は、伊勢志摩の真珠業者などでつくる真珠婚国際協会(濱口久雄会長)が、毎年11月22日に全国から真珠婚(結婚30周年)を迎える夫婦を募り、伊勢神宮内宮へのアコヤ真珠の奉納と参拝を行っている。
志摩市の村上圭一副市長は来賓あいさつで「御木本幸吉が真円真珠を初めてつくった志摩市は合併して20年で、30年に10年足りない。10年後に再訪して祝ってほしい。外から中から応援していただければ」と話していた。