3千万円分の詐欺被害 四日市の男性、暗号資産 三重

【四日市】三重県警四日市西署は22日、四日市市の60代無職男性が警察官を装った人物などから電話を受け、約3千万円分の暗号資産をだまし取られたと発表した。詐欺事件として捜査している。

同署によると、男性は9月13日、厚生労働省の職員や警察官を装った男から電話で「あなたの通帳を詐欺事件で押収した。マネーロンダリングに関与した疑いがある」などと言われた。

男性は男らの指示に従い、暗号資産を取引するアプリをスマートフォンにダウンロードして約3千万円分の暗号資産を購入。5回に分けて、この暗号資産を指定されたアドレスに送った。

その後、警察官を装った人物による詐欺事件について伝える新聞記事を読んだ男性が「自分もだまされているのでは」と不審に思ったことをきっかけに被害が発覚。同署に相談した。