伊勢新聞

カズ「夢に向かって努力を」 鈴鹿の明生小で特別授業 三重

【子どもたちに夢を持つことの大切さを伝える三浦選手=鈴鹿市大池2丁目の市立明生小学校で】

【鈴鹿】日本フットボルリーグ(JFL)のアトレチコ鈴鹿クラブに所属する三浦知良選手(57)が21日、同市大池2丁目の市立明生小学校(葛西和巳校長)で特別授業「夢で逢えたら」を開き、6年生42人を前に、夢の実現に向けて努力することの大切さについて話した。

子どもたちとの対話を通じて、夢を持つことの意義を伝えるのが狙い。鈴鹿市では2年ぶり、5校目の開催となる。

三浦選手は、15歳の時に先生から「99%プロ選手にはなれない」と言われたが、「1%の可能性があるのならそれを信じる」とブラジル行きを決めたことなど、夢を追いかけて実現した半生を振り返り、「夢を実現させるためには諦めたらだめ」「夢を持って目標を持って、毎日こつこつ頑張る。うまくいかないときも歯を食いしばって努力してほしい」と話し、「僕は今でもそう思うし、これからもそうしていく。みんなも夢に向かって頑張って」と呼びかけた。

将来の夢は歯科衛生士という藤崎桜々さん(12)は「カズ選手のように、自分も夢に向かって努力したいと思った」と話した。