小学生にプログラミング指導 亀山高システムメディア科が出前授業 三重

【児童らに入力操作を指導する亀高生(中央)=亀山市本町1丁目の市立亀山東小学校で】

【亀山】三重県亀山市本町1丁目の県立亀山高校(廣島朗校長)のシステムメディア科3年生15人は21日、隣接する市立亀山東小学校に出向き、5年生78人を対象に「パソコン出前授業」を実施した。

同授業はシステムメディア科の課題研究の一環。生徒らが学校で学んだことを児童に教え、より理解し、コミュニケーション力の育成に役立てる狙い。

一方、児童らはタブレット端末を活用し、プログラミングの基本を学ぶ目的。同高校と同小学校では毎年、同授業を通じて交流している。

この日は「プログラミングで広がる夢」と題して、児童らはタブレット端末に入っているアプリケーション「スクラッチ」を活用し、上から下に落ちてくるリンゴやバナナをかごで受け止めるゲームを作成した。

5年生の田中莉乃さん(11)は「スクラッチでゲームをしたことはあるが、自分で作ったのは初めて。楽しかった」、同高校3年生の水谷杏実さん(18)は「みんな真剣に取り組み理解力もあり、楽しんでもらえた」と話していた。