三重大卒業制作展始まる 4年間の集大成、津・県立美術館で

【三重大教育学部美術教育コース生の作品が並ぶ会場=津市大谷町の県立美術館県民ギャラリーで】

【津】三重大教育学部美術教育コースの卒業制作展「はなまる」が20日、津市大谷町の県立美術館県民ギャラリーで始まった。9人の4年生の卒業制作44点と、3年生8人の36点を展示している。24日まで。入場無料。

4年間の学びの集大成を発表する場として毎年開催。昨年度から3年生の発表を同時に開いている。

丸い月模様のろうそくの炎が、しゃがみ込んだ人のシルエットと重なる油彩画「耀(かがよ)う」、あでやかな花の絵に人やチョウの映像を組み合わせた「牡丹(ボタン)」などがある。

加藤ひろなさん(22)は地球とフェースパック、パスタと鉄棒などを組み合わせたグラフィックアート16点を出品。「違和感を感じた時の心のざわめきを見る人に感じてほしい」とし「それぞれやりたい表現を突き詰め、美術教育についても学べた充実した4年だった」と振り返った。