伊勢新聞

省力化投資を後押し 津で中小企業向けセミナー

【省力化投資について話を聞く参加者ら=津市桜橋の三重県教育文化会館で】

中小企業や小規模事業を対象にした省力製品を導入する際の補助金制度を応募から事業の完了までわかりやすく紹介するセミナー「中小企業省力化投資補助金セミナー2024in三重」が18日、津市桜橋の県教育文化会館で行われ、約100人が参加した。

中小企業省力化投資補助金事務局、中小企業基盤整備機構(中小機構)中部本部主催、伊勢新聞社共催、県中小企業団体中央会(中央会)が後援。

県中央会の結城昌巳事務局次長は「この補助金は、中小企業などの売り上げ拡大や生産性向上に向け、人手不足解消に効果がある汎用(はんよう)製品の導入を後押しし、生産性向上を図るとともに賃上げにつながることを目的とするもの。セミナーにより、補助金の理解と活用に役立ち皆様の有意義なものになることを祈念する。セミナーに関わらずなにか相談などあれば中央会に連絡をいただければ」とあいさつ。

経済産業省中小企業庁の山崎孝志広報相談室長は同補助金について「従来の補助金と比べ事務手続きを簡略化したほか採択と交付決定を同時に行うなど事業者の負担を軽減している。補助金がスタートし4カ月経過したが事業者の声を受け運用改善をしている。よい制度とするためには事業者の皆さんの声を聞くのが一番。ご意見をいただきたい」と呼びかけた。

セミナーでは、同事務局から、交付申請の方法や活用について話された。また中小機構中部本部の北竜也氏が「人手不足・省力化対策」をテーマに支援内容の紹介があった。