「価格転嫁が喫緊の課題」 公取委の吉田氏が本社来訪

【小林社長(左端)と話す吉田氏(左から2人目)ら=津市本町の伊勢新聞社で】

【津】公正取引委員会委員の吉田安志氏(64)が19日、三重県津市本町の伊勢新聞社に小林千三社長を訪れた。

吉田氏は名古屋市出身。最高検察庁監察指導部長、名古屋、さいたま両地方検察庁検事正を経て令和4年から同委員会委員を務める。三重県域の有識者との懇談会での来県に合わせ、同委員会事務総局中部事務所の渡部良一所長、加瀬川晃啓総務管理官と共に訪れた。

吉田氏は「特に今は価格転嫁の問題が喫緊の課題。その点について地方都市の有識者の方々のご意見をたまわりたい」とし「去年から今年にかけて成立したデジタル法とフリーランス法についてもお話しできればと思っている」と述べた。

小林社長は「名古屋のご出身と聞くと親しみがわく」と話し「公正取引委員会の委員は国民全体に影響のある責任あるお仕事。今後も活躍下さい」と激励した。