【鈴鹿】障害者の福祉向上に取り組む東京都千代田区のみずほ福祉助成財団(中野武夫理事長)は19日、三重県鈴鹿市国府町のNPO法人「スクーデリア スズカ」(片岡誉理事長)が運営する就労継続支援B型事業所グラッツェに、福祉車両1台を寄贈した。
同財団は44年前に設立。福祉車両のほか、社会福祉助成金の贈呈などの活動を継続する。
この日、同事業所に寄贈されたのは、利用者の送迎などに使用する6人乗りの日産キャラバン。みずほフィナンシャルグループの役職員らによる寄付金を基に購入し、今回はほかに愛知県で2台、滋賀県で1台の計4台を贈呈した。
寄贈先は県を通じて公募。同事業所には車がなく、職員の自家用車を使って送迎していたことから、必要性が高いと選ばれた。
同日、同所で贈呈式があり、中野理事長の代理でみずほ銀行四日市支店=四日市市安島1丁目=の川本潤支店長が出席。川本支店長は「車両を役立ててもらい利用者の利便性向上につなげてもらえれば」とあいさつし、片岡理事長に目録を手渡した。
目録を受け取った片岡理事長は「より一層、地域の若い人たちのために頑張りたい」と謝辞を述べた。