帝国データバンク四日市支店は18日、三重県菰野町福村の機械器具設置工事会社「西森組」が津地裁四日市支部から破産手続き開始決定を受けたと発表した。決定は7日付。負債は約5千万円。
支店によると、同社は昭和14年に創業し、同45年に法人化。北勢を中心に空調機械や発電機、変電設備などの設置を手がけ、平成6年1月期には約3億円の年売上高を計上していた。
一方、競争の激化や新型コロナウイルスの感染拡大によって受注が減少し、昨年1月期の年売上高は約1400万円に低下。業況改善の見通しが立たず、今年5月末で事業を停止していた。