ビオトープで花植えやイモ掘り 大紀町の大宮小児童ら体験 三重

【地域住民と一緒にパンジーを植える児童ら=大紀町滝原で】

【度会郡】三重県大紀町滝原にあるビオトープ(自然観察池)周辺で18日、地元の大宮小学校の2、3年生22人が花植えやサツマイモ掘りなどを体験した。

滝原地区の住民や町内の地域活性化団体などが取り組む「人とホタルの元気な里地づくりプロジェクト」(柏木昭久事務局長)の一環。遊休農地を活用して造ったビオトープでの生き物観察や、景観維持のために行う花壇の花植えを通して交流を深めている。

この日は、ビオトープを管理する西央隼さんら地域住民約20人も参加。児童らは住民らに教わりながら、約300平方メートルの花壇に色とりどりのパンジーを植え付けた。

ビオトープ周辺の休耕田で「おいせうし」の放牧や地元農家のイチゴハウスを見学後、サツマイモ畑に移動し、収穫も体験した。

3年の梅村華妃さん(8つ)は「花植えは難しかったけど、うまく植えることができた。いろいろな体験ができて楽しかった」と話していた。