【津】17日に三重県津市内であった「全日本きもの装いコンテスト東海・中部大会」(全日本きもの装いコンサルタント協会主催、伊勢新聞社など後援)の入賞者が18日、同市本町の伊勢新聞社を訪れ、あでやかな晴れ姿で喜びを報告した。
訪れたのは「きもの装いの女王」に選ばれた櫛引胡幸さん(18)=名古屋市=、振袖の部準女王の杉浦杏奈さん(19)=愛知県安城市=、カジュアルの部同、永島佐知子さん(38)=静岡県磐田市=、留袖の部1位の伊藤幸枝さん(41)=鈴鹿市=ら。
同大会は日本伝統の着物文化を継承しようと管内6県の持ち回りで実施しており本県での開催は6年ぶり。出場者は鏡を見ずに舞台に立ち、いかに美しく装うかを競った。
櫛引さんは「三重の地で女王に選んでいただけて光栄」と喜び、令和7年6月に東京である世界大会に向け「昨年の世界大会で準女王だったので悔しさもあり、もう一度トップになりたい思いで頑張ってきた。楽しさが伝わるよう笑顔でやりたい」と意気込みを語った。
4人のうち唯一県在住の伊藤さんは自身の母の留袖姿で訪れ「着物を着ていると存じ上げていない方からも話しかけていただける。三重の子どもたちに着物の文化を伝えていけるよう今後も活動したい」と述べた。
大会運営委員長の竹内美和子さん=伊勢市=は「次世代に着物を受け継いでいくことをコンセプトに自分で着物を装える女性が増えることを願い、日々研さんしている」と話した。