ツバキの茶わんなど新作15種 津・草生窯で「秋の窯場展」 三重

【津】三重県津市安濃町中川の前田憲生さん(77)が主宰する草生窯の「秋の窯場展」が、同窯で開かれている。日常遣いの器など新作約15種を中心に展示販売している。24日まで。来場者1家族に1点、来年の干支(えと)の「巳(み)」と書かれた茶わんを進呈する。

前田さんは妻の充子さん(68)と共に昭和61年に同所に開窯。陶芸教室や公民館で指導し春と秋の年2回、窯場展を開いている。

今回の新作は、前田さんが成形し充子さんがツバキの花を絵付けした茶わんや湯飲みをはじめ、白土で象眼した三島の器、持ち手が特徴的なマグカップなどがある。充子さんが作った大小のめおとびなもある。

前田さんは「楽しみに来て下さる方があり励みになる。こだわりなく作っているので一点一点違う作品を楽しんでもらえたら」と呼びかけた。