市民ら健康状態を測定 三重県臨床検査技師会、鈴鹿で検査と講演

【頸動脈エコーの検査を受ける参加者=鈴鹿市岸岡町の鈴鹿医療科学大学千代崎キャンパスで】

【鈴鹿】三重県津市江戸橋1丁目の県臨床検査技師会(宇城研悟会長)は17日、鈴鹿市岸岡町の鈴鹿医療科学大学千代崎キャンパスで「検査と健康展in鈴鹿」を開き、血管年齢測定や認知症検査など、5項目の検査で来場者の健康状態を測定した。

北勢地域を中心に年1回実施しており、臨床検査について理解を深め、健康増進に役立ててもらうのが狙い。

会場には市民を中心とした約150人が来場。動脈硬化の程度を調べる頸(けい)動脈エコーの検査ブースでは、専用機器を使って来場者の首に超音波を当て、頸動脈の詰まりや狭窄(きょうさく)の有無などを測定した。

そのほか、ミニ講演では済生会松阪総合病院の青木健人技師が「臨床検査技師のお仕事」、鈴鹿回生病院の広瀬逸子技師が「女性臓器のがんについて」をテーマにそれぞれ話した。

宇城会長(52)は「臨床検査技師が医療機関で縁の下の力持ちとしてみなさんに寄り添っていることを知ってもらうとともに、健康について考えるきっかけになれば」と話した。