市民の芸術作品、一堂に 四日市で「総合美術展」 三重

【作品を鑑賞する来館者ら=四日市市安島の市文化会館で】

【四日市】三重県の四日市市と市文化協会は15日、同市安島の市文化会館展示棟で「元気な四日市が好き!・みんなで創造ろう楽しい集い!」をテーマに、第74回市民芸術文化祭「総合美術展」を開いた。17日まで。

同協会美術会員、一般公募者合わせて168人による書道、水墨画、写真、俳画、日本画、尾張絵、デコクレイクラフトなど13部門の作品190点を展示している。

毛筆ならではの特性を生かしたデザイン書道作品、来年のえとのヘビにボタンの花を添えた日本画「R―7」、幻想的なホタルの乱舞を捉えた写真「姫蛍の光跡」、デコクレイクラフトのクリスマスリースや壁飾りなど、多彩な作品が来館者らの目を楽しませている。

「つながり」をテーマに、各部門代表らの作品を集めた新企画コーナーもある。同展実行委員長の榮田清峰さん(50)は「展覧会を通して、多くの方々に芸術活動を知っていただき、四日市の文化発展につなげていけたら」と話していた。