【桑名】桑名まちかど博物館は15日、「第23回三重県文化賞」で県まちかど博物館ネットワークが文化奨励賞を受賞した記念の展覧会を始めた。桑名市内にある全18館が、同市長島町又木の「長島水辺のやすらぎパーク」内の施設(旧久我邸)に出張展示をしている。17日まで。時間は午前9時―午後4時(最終日は午後3時まで)。
各館の館長の自慢のコレクションや珍しい品、伝統の技を生かした力作などがずらり。1枚の和紙から連鶴を折り上げる同市の無形文化財「桑名の千羽鶴」や和菓子作りに使う「菓子木型」、1970年代のポータブルステレオなどが並び、会場は昭和の曲が流れている。折り鶴や廃ビンを利用したペンダント作りなどの体験コーナー(有料)や手作り品の販売もある。
桑名まちかど博物館の加藤敏男会長(71)は「この機会に1人でも多くの人に、まちかど博物館のことを知ってもらえれば」と話した。