【北牟婁郡】キリスト教の感謝祭にちなみ、三重県紀北町東長島のふらここ保育園で14日、園児らが保護者とカレー作りに挑戦した。親子11組が参加し、収穫を祝った。
同園によると、昭和55年の開園以来、園児らはカレー作りを通じて作物に親しんできた。今年は尾鷲農林水産事務所の職員らを招き、丸太切り体験なども開いた。
この日は、3―5歳児計12人が保護者の手を借りながらニンジンとタマネギ、ジャガイモを包丁で切った。2歳児もタマネギの皮をむくなど簡単な作業を手伝った。
カレーを煮込んでいる間、3―5歳児は尾鷲ヒノキの丸太約2メートルをのこぎりで切断。同事務所の職員から、森林は土壌保全や防風林として機能していることを学んだ。
鍋が沸騰すると、1人3個ずつルーを入れ、木べらで混ぜて完成。宮地藍さん(6つ)は「ニンジンを上手に切れた。おいしいカレーが作れてうれしい」と笑顔で話した。