【鈴鹿】三重県鈴鹿市江島町の同市障害者生活介護施設ベルホーム(淺田雅子施設長)はこのほど、同市役所市民ギャラリーで作品展を開いた。18―69歳の施設利用者44人が制作した絵画や工作など約100点を出品している。18日まで。
1年間の取り組みを発表する展示で、施設利用者の社会参加や市民の障害者理解促進を図る狙い。
今年のテーマは「十人十色~みんなの個性みぃつけた~」。クレヨンや絵の具、折り紙などを使って、それぞれが自由な発想で表現した絵画を1人1―2点ずつ出品。そのほか、貝殻や流木にビーズや絵の具で装飾を施した立体作品「夏の思い出」、折り紙で表現した満開の桜やひな人形など季節ごとに制作した壁画作品など、感性豊かな力作が並ぶ。いずれも創作活動の中で取り組んだ。
生活支援員の原名麻那さん(27)は「作品一点ずつに個性がある。みんなの創造力の豊かさを見てもらえれば」と話していた。