返礼品にCO2フリーでんき ふるさと納税で松阪市と多気町 三重

【「CO2フリーでんき」をPRする竹上市長=松阪市役所で】

【松阪・多気郡】三重県の松阪市と多気町はこのほど、中部電力ミライズ(名古屋市東区)と提携し、ふるさと納税の返礼品として、両市町の水力発電所を活用した「CO2フリーでんき」の提供を始めた。1万円寄付すると電気料金2500円分に充当できる。

水力発電所は松阪市が蓮と青田、宮前の3カ所。多気町は波多瀬と下出江の2カ所。

寄付額1万円につき毎時150キロワットのCO2フリー電気を届け、電気料金から2500円を差し引く。寄付金額は、松阪市が1万円から20万円まで8種類あり、多気町は1―10万円の5種類。ふるさと納税サイトで寄付した後、中部電力ミライズのウェブサイトから申し込む。

県内の自然エネルギーの返礼品は大台町と名張市の水力発電と、川越町の太陽光発電がある。3市町の自然エネルギーに対し、昨年度は約3千万円が寄付された。

竹上真人松阪市長は「脱炭素へ向けた取り組み」とアピールしている。