【尾鷲】三重県の尾鷲市議会行政常任委員会(仲明委員長)は13日、国市松泉町の新球場建設予定地や桂ケ丘の有機市民農園など管内4カ所を行政視察し、事業の進捗(しんちょく)状況や施設利用率を確認した。
委員と議会事務局員ら10人が参加。管内視察は4月の中村山公園以来7カ月ぶり。来年度末完成予定の球場では、外周を囲うように打たれたくいを市職員らと1周し、実際の規模を確かめた。
同球場は市営球場(矢浜)の解体に伴い、市が中部電力尾鷲三田火力発電所跡地の一画に整備する都市計画公園「国市浜公園」に建設する。両翼約98メートル、中堅約120メートル、収容人数800人。
9月に開いた農園では、管理者の原勇生さんらから「遊休農地の一部を活用しており、市民10人が利用している」などと説明を受けた。利用者に栽培している野菜や成長具合を聞き取っていた。
仲委員長は視察後の取材に「農園の野菜は指導者が良いのか、成長が素晴らしい。三重丸をあげたい」と評価。「新球場は想像通りに整備が進んでいる。工程も十分に理解できた」と話した。
委員らは同日、新球場完成までの代替球場、中部電力の野球場(国市松泉町)と、来年4月開園予定の小規模保育所「とちのもり保育園」(賀田町)も視察した。