スラックラインを体験 尾鷲・宮之上小児童ら、木々とふれあい学ぶ 三重

【スラックラインを体験する児童=尾鷲市南浦のニコニコ公園で】

【尾鷲】八鬼山の木々を生かしたアクティビティを体験する学習会が13日、三重県尾鷲市南浦のニコニコ公園であった。市立宮之上小学校の3年生12人が参加し、自然の魅力や価値を体感した。

市によると、地場産業の林業などを学ぶ「尾鷲魅力体験学習会」の一環。児童らはこれまでに九鬼町の市有林「みんなの森」や木材市場の見学を通じて、木の成長過程や流通を学んできた。

この日は、公園に設置されたスラックラインやジップラインを体験。木々に張り渡したベルト状のラインを一歩ずつ慎重に進んだ後、ワイヤロープにぶら下がり、勢いよく滑車で滑り降りた。

坪田あずささん(9つ)は「地面が遠くて怖かったけど、うまく渡れて楽しかった。自然をより好きになれた」と話した。

児童らは来月4日、これまで学習会で学んだことを、尾鷲ヒノキの特徴や活用法などのテーマごとに分け、スライドにまとめて発表する予定。

ニコニコ公園は令和元年度に当時の同小3年や市職員らが協力し、看板や階段を作って整備したほか、ハンモックやワイヤロープを設置した。