【尾鷲】尾鷲節の歌い手日本一を決める第37回「全国尾鷲節コンクール」の前夜祭「民謡の夕べ」(同実行委員会主催)が9日、三重県尾鷲市瀬木山町の市民文化会館であった。民謡歌手らが歌声や三味線を披露し、訪れた観客を楽しませた。
全国各地の民謡に興味を持ってもらおうと、数年ぶりに開催。民謡歌手9人が出演し、全15曲を披露した。市内の民謡教室「美楓会」所属で前回大会少年少女の部優勝者、村田りあさんも尾鷲節を歌い、市民らはなじみの曲に聞き入った。
前夜祭は市観光大使のプロ民謡歌手、剣持雄介さんが津軽三味線で「津軽あいや節」を弾き語ったり、日本民謡梅若会会主の梅若梅朝さんが「伊勢音頭」など県の民謡を歌ったりした。全員で「帆柱起こし音頭」を歌いフィナーレを飾った。
大会当日は、壮年の部予選は午前10時、総合の部予選は同11時に始まる。少年少女の部は午後2時15分から。その後に壮年、総合の両部の決勝戦を予定している。