防火衣を着装や煙体験 亀山で防火フェアにぎわう

【防火衣を着装しはしご車で記念写真を撮る家族連れ=亀山市東御幸町の市文化会館で】

【亀山】三重県の亀山市防火協会(岩田久次会長)と市消防本部(豊田達也消防長)は、秋の火災予防運動(9―15日)初日の9日、同市東御幸町の市文化会館屋内外で、「防火フェア2024」を開催し、子ども連れの家族ら多くの人でにぎわった。

同フェアは、火災が発生しやすい時季を迎え、市民らに火災への防火思想の普及啓発の一環として毎年、1回開催している。

館内では、小学4―6年生が描いた防火ポスターの入賞・入選者の表彰や市立亀山中学校吹奏楽部の演奏のほか、心肺蘇生法の応急処置体験、亀山外国人防災リーダーによる避難所での外国人住民受け入れ訓練もあった。

一方、屋外では、子ども用防火衣を着装し、はしご車など消防車両との記念写真や煙体験のほか、能登半島地震の被災地で活動した緊急消防援助隊の様子を紹介する写真展示コーナーでは、多くの人が写真に見入っていた。

防火衣を着装しはしご車で記念写真を撮った、同市関町木崎の橋本恵輔さん(9つ)は「人を助ける消防士になりたい。かっこいいから」、弟の涼汰さん(6つ)は「ぼくは悪い人を捕まえる警察官がいい」と話していた。